来院までの経緯
はじめて腰の痛みを感じたのは、4年前からで、その時整形外科で腰椎椎間板ヘルニアの診断を受けました。それから、症状が悪化したり、良くなったりを繰り返し、一年半前に、一度仕事を退職したそうです。その後も、パートで仕事に就くものの、腰痛と足のしびれで結局辞めてしまったそうです。そして、当院に来院する1ッカ月前からまた別のお仕事に就かれ、働きだしたら、今度は以前の痛みよりも、悪化してしまい、最初は整形外科に行かれたそうです。一カ所目のところでは、腰椎椎間板ヘルニアの診断を受けて、オペするしかないと言われたそうです。手術はしたくないとのことで、別の整形外科にも行かれ、そこで言われたのも手術だったそうです。
それから、どうにか手術をしないで治らない方法はないのかと、色々調べていたら、当院のサイトを見つけてくださり、、藁にもすがる思いで予約をしていただそうです。
初診時の状態
思ったよりも動けるというのが私の最初の印象でした。ヘルニア由来の痛みの場合は、軽く前に体が動くだけでも、足に強く痛む傾向があります。でもこの方は、腰の前屈後屈も腰が痛いというもののしっかりと動けているのです。
足のしびれは立ち続けていると段々と左臀部と太もも下腿の外側にしびれ(坐骨神経痛)が起こるとのことでした。SLRテストは陰性で問題なく行えました。正直手術しかないと言われたことも疑問だらけです???
その他の症状が沢山ありました。
肩こり、頚痛、目の疲れ、頭痛(週の半分)、動悸、息切れ、冷え性、生理痛、などです。
姿勢も、腰の反りが強くおしりが突き出しているような姿勢です。
初めは、ご本人も腰の事しかおっしゃらなかったのですが、問診をしていくと色々と抱えている事もございます。
整体が初めての方だと、痛みを取るところだと思われていて、それらの症状は関連がないと思われていますが、それらの症状も整体で回復可能ですし、体の回復のヒントを見つけることが出来ます。
ここで判断できるのは、自律神経の乱れも強く起こっている。体が冷えている、呼吸が乱れているなどです。このような状態では、患部をいくら治療したところで、治るための体の環境に整っていない事も原因になってきます。根本的な改善が必要になってきます。
椎間板ヘルニアは怖いものではないですよ
まず、このような場合は2カ所の病院で「椎間板ヘルニア」「治らない」とクライアント様も思い込んでいます。
でも、ヘルニアが原因で痛みが出ている人は全体の5%くらいなんですよ。その他の95%は他に原因があるんです。ですから、痛みとヘルニアはほぼ無関係なんです。(詳しくは椎間板ヘルニアのページ)
さらに、術前検査にてヘルニア特有の痛み方ではないのは明らかでしたので、手術をしなくても回復できる方法がある事をお伝えしました。
クライアント様は涙ぐみながら、「良かった~」と安心した表情を見せてくれました。
現代の西洋医学的な考えも、今はヘルニアと痛みの関係性は少ない事が発表されています。
間違った認識を持ってしまうと、それだけで治らないものとなってしまうのです。
体の機能を正常にしてあげると、治らないものって意外と少ないですよ。
椎間板ヘルニアに対する整体
このクライアント様は、腰や股関節の動きに著名な制限はありませんでした。しかし、体の力が上手く抜けずに全身に力が入っているような感覚がありました。
どちらかというと、首の可動性や、肩関節の可動が悪くなっている印象です。
また、上半身と下半身の繋がりの悪さ、自律神経の乱れが、骨盤の位置のズレが気になります。
初回時は骨盤の背骨の歪みを整える操法と、頭蓋骨の調整を行いました。
施術の後は、首や肩の可動も良くなり、本人の自覚も全体的に楽になったとのことでした。
施術から2か月後今までの痛みは嘘のように楽になった
当院には週に1回のペースで2カ月ほど継続的に来院してくださいました。
週に3回~4回、4時間のパートをしても、痛みはあるものの楽になったとのことでした。
その後も来院ペースを落として現在通院4カ月です。
現在は主訴の痛みはほとんど感じずに、その他、肩こり、頭痛、動悸、息切れなどの症状も今は安定しているとのことです。
今は、疲労回復のために月に一度定期メンテナンスにいらしてくださっています。
「〇〇だから治らない」はあなたの思い込みの場合もあります。常識と思っている事が間違いだったりすることもありますから、注意が必要です。
もう治らないと諦めずにまずはご相談ください。