産後の骨盤矯正でいらした、M様の症例をご紹介します。
産後に多い起き上がる時の腰痛
M様はお二人目のご出産で、産後骨盤矯正にいらっしゃってくださいました。実は一人目の妊娠時から今まで感じていなかった腰痛を感じて、その後二人目を妊娠。そのまま腰痛は継続していたそうです。痛みとしては寝返りやベットからの起き上がりで痛みを伴う腰痛です。
当院で問診をし、検査をしている際も仰向けで動くのが辛く、あまり仰向けの状態で動けないようでした。
ではなぜ産後に起き上がりの腰の痛みが出るのかを解説していきます。
起き上がり時の腰痛の原因
その① 筋力の低下
妊娠出産を繰り返すことで、骨盤周囲の筋肉が衰えているために腰痛が起こります。特に腹筋と下半身の筋力は著しく低下している為、体を起こそうと力を入れると上手く働かずに腰に負担をかけている可能性があります。
その② 恥骨の離開
産後は恥骨が緩み、骨盤が不安定な状態です。その為骨盤の恥骨結合部と仙腸関節部にストレスがかかり、腰痛が起こります。
その③ 筋肉のコリ
体の筋肉は筋力が落ちて、姿勢が悪くなっていると、骨盤周りの筋肉にコリが出来ます。専門的に言うとトリガーポイントとも言います。トリガーポイント痛みの引き金という意味があり、例えばおしりにコリが出来ると、その痛みを腰の方まで感じさせたりします。そのような状態が起こっています。
その④ 反り腰
反り腰の腰痛は産後の腰痛の典型的な姿勢原因です。妊娠すると多くの場合、お腹が大きくなり前につきだす姿勢になります。さらにそのバランスを取るために上半身は後ろに反り返り、猫背+反り腰の姿勢になっていきます。反り腰により、腰に大きなストレスを与えています。
反り腰を産後骨盤矯正で改善する
上記の要因を産後骨盤矯正で整えてあげると、多くの場合は腰痛が回復していきます。M様の場合は約2年間腰痛を抱えながら、育児と出産を頑張ってこられました。
少し時間はかかるかもしれませんが、骨盤を整えながら腰痛もすっきり改善していけたらと思います。
佐野市で産後の腰痛でお困りでしたら当院へご相談ください。