むち打ち症状は専門的な治療が必要です
やさしい刺激で骨のズレを整える整体
むち打ちも慢性的な頚の痛みの代表例です。
むち打ち症は主に、交通事故での衝撃による損傷が多く知られています。
その他にも、スノボーでの転倒や、スポーツ中の接触によっても起こります。
外部からの瞬発的な強い衝撃が加わると、頭の重みで首が強く振られます。
その反動で強く戻ろうとしたときに首がむちのようにしなり、首の靭帯や筋肉、関節包などを損傷する事で起こります。
損傷の度合いにもよりますが、痛めてしばらくは、首に少し力が入るだけでもとても強く痛みます。
布団から起き上がるときや、腕の動きでも痛みを伴ったりします。
また、首だけを痛めるというよりも、その周りの組織も一緒に損傷していたりするため、肩や背中の痛みを感じたります。引き伸ばした状況によっては、神経まで損傷受けてしまい、腕のしびれや痛みを伴う事もあります。
そして、交通事故によるむち打ちは衝撃が強いほどに、自律神経のバランスが乱れてしまい、緊張を強く起こしてしまうという事もあります。
その後炎症症状が落ち着いてくると、動作による強い痛みはある程度改善されてきます。
しかし、今度は、首回りが重苦しくなったり、肩こりが強くなったり、上を向くのが辛くなったりしてきます。この症状は、きちんと適切なケアを施してあげなければ、慢性的な痛みとして後遺症が残る事もしばしばあります。
むち打ち症治療のポイント
むち打ちを早く回復していくうえで大切なのが
①背骨と骨盤のバランス整える
②首・肩・腕の筋肉の緊張を和らげる
③自律神経の乱れを回復する
では一つずつ説明していきます。
①背骨と骨盤のバランスを整える
首の骨は7つの骨がついになって並んでおり、それぞれが上手く働く事で首の動きが自由に行われます。むち打ちでレントゲンを撮っても、ほとんどの場合異常がないと判断されることが多いです。それは、レントゲンでは骨しか映らないからです。
首の動きに関わってくるのは、関節部分にある、靭帯や関節包などの軟部組織や筋肉などが首の動きには重要な部分です。
ほとんどの場合、この部分に大きな問題を抱えています。
むち打ちを起こすと、関節を固定している軟部組織が強く伸ばされることによって組織が炎症を起こしま。、組織自体の炎症が良くなっても靭帯などの軟部組織は伸びて緩んでいるような状態になります。
そうすると、関節の安定性を確保するのが困難になってきます。
そこで活躍するのが首を支えている筋肉です。筋肉が頑張って安定性を高めようとすることによって、首から肩の筋肉は異常に張ったような状態が続いてしまいます。
首の動きが悪くなることで、首より下(背中、腰)の背骨も動きが悪くなったり、歪んだりしてしまいます。その影響は骨盤や足首まで全身に及びます。全身のバランスが崩れていることによって回復する事が困難になっているのです。
②首、肩、腕の筋肉の緊張を和らげる
実は首の痛みと腕や肩甲骨の動きは連動して動いています。むち打ちの初期の場合、首の痛みにより、腕を下げとくだけでも首に響いてしまうため、腕や肩関節もあまり動かさないように体が勝手に緊張させています。
その緊張させている状態が癖づいてしまって、腕や肩甲骨が固まっている傾向があります。頚から肩、腕にかけては筋肉が筋膜という薄い膜で繋がっているため、腕の緊張感が強いままだと、首の方も緊張が高まったままになってしまいます。
ですので、腕や肩、肩甲骨の緊張を緩めておくことが非常に重要になります。
③自律神経の乱れを回復する
首は自律神経の交感神経(興奮)の情報を受けやすい場所です。
首が強く振られた衝撃と、驚きで身体が混乱します。心拍数が上がったり、呼吸が早くなったり、体のバランスと取っている自律神経が急激に働く事で、乱れが起こります。自分では無意識に起こっている事です。
その為、頭痛、吐き気、めまい、色々な症状が起きる事があります。
また、交通事故の場合は受けたショックにより、怖さや、不安、息苦しさ、焦燥感など、精神的ダメージも大きいです。
肩こりが強くなってしまったり、頭痛が起きるようになってしまったりするのは、自律神経系の乱れも影響すると考えられます。
肉体的なケアだけではなく心に対してのバランスを整える事も非常に重要と言えるでしょう。