四十肩五十肩は適切なリハビリが大切です
肩こりが引き起こす危険性
急に肩や上腕が痛くなったり、腕が後ろに回らなくなったり、夜肩がうずいて眠れない
それは肩関節周囲炎(四十肩、五十肩)の可能性があります。
四十肩、五十肩嘘とほんと!!
ほっとけばいずれ治るは嘘
根拠は良く分かりませんが、当院にいらっしゃる四十肩、五十肩のクライアント様は、友人や、病院の先生にまで、「ほっとけばいずれ治る」「我慢するしかない」などと言われて当院へいらっしゃる方が非常に多いです。
結論から言うと、五十肩は適切な治療をしなければ可動制限が残ります。おそらく皆さんが良くなるというのは、炎症の痛みが和らぐことを指しているものだと思います。確かに炎症がおさまれば、いたたまれないような強い痛みはなくなっていきます。しかし、痛かった時に筋肉や関節は固まります。その固まった状態を解放してあげないと、可動の制限が残ってしまうのです。
四十肩・五十肩は炎症期と拘縮期に分けられます。症状の出方はひとにより異なりますが、ほとんどの場合は徐々に疼痛が出現し、日に日に強くなり、腕が上がらなくなったり、夜の寝ている時の痛みが出たりします。痛めた初期は炎症が強く、全くと言っていいほど腕が動かせなくなってしまいます。その後、徐々に痛みは回復し今度は、腕の動きに制限が出るようになります。この時期拘縮期です。この時期にきちんと回復させることがその後の生活を左右します。
痛いのを我慢して無理に動かすは嘘
根拠が分からないパート2です。病院のリハビリでも間違った認識で行われていることもあるようです。
まず「痛いリハビリ=治る」というような思い込みのようなものがありますが、痛みや無理な矯正は体が嫌がっている動きですので、回復を妨げます。無理な矯正はしなくてもきちんと身体は良くなっていきます。可動が悪くなっている方向と反対方向は案外楽に動かすことが出来たりします。体は楽な方向が大好きですので、その楽な方に動かしてあげると、可動は回復していきます。
自分でストレッチなどをする時も無理に痛い方へ伸ばさずに、楽な方向へ動かすようにしてみましょう。しかし動かして良いのは拘縮期です。炎症期は動くとかなり痛みます。この時期は出来るだけ安静にしてあげてください。
冷やした良いの?温めたら良いの?
あまりに炎症が強い場合は、冷やした方が楽になる事もありますが、温めた方が楽になるケースが多いように思います。物理学的にも、温めた方が炎症の回復が早まるようですが、まずはやってみて心地よい方を試してあげると良いと思います。
四十肩、五十肩はなぜ起こるのか?
ちなみに名前の四十・五十は年齢です。どちらも症状は一緒だと思ってください。
そもそもなぜ起こるのでしょうか?一般的に言われているところと当院での考えを交えながら解説していきます。
一般的には加齢による筋肉の癒着
痛みが起きる原因としては、筋肉同士が癒着を起こしていたり、靭帯や関節包に炎症が起こり痛みとなります。その損傷部位によって動きの制限を受ける方向に違いがあります。
一般的には、加齢や、筋肉の使い過ぎなどと言われています。ではなぜ、なる方ならない方がいるのでしょうか?加齢で起きるのであればもっとたくさんいても良いはずではと私は考えてしまいます。
四十肩や五十肩は結果です
私は四十肩も五十肩もその時たまたまなったのではなく、生活習慣や、体の使い方、癖、体の歪みなど様々な要因からなる痛みと考えています。これらを理解してきちんと本質的に施術をしてあげなければ、痛みも症状も回復するのが困難になってしまいます。
当院に来られる患者様をみても、問診をしてみると、四十肩と一緒に、慢性的な肩こりを持っていたり、腰痛を抱えていたり、他の部位に慢性症状を抱えていらっしゃることが非常に多いです。それらの症状が結果として肩関節の痛みとして起こっているだけなのです。それはいままでの、体の声を無視していたがために、強い痛みとして表れています。ですので、その事を理解して、自分自身を振り返り、生活習慣や、健康についてもう一度考えてみてはいかかでしょうか?
またそれを無視していると、肩の痛みが治らないばかりか、他の部位に痛みとして表れてきます。その体のメッセージをしっかりと聞いてあげてください。
佐野市くずぬき整体院/四十肩五十肩の整体
① 手首~肘~肩~肩甲骨の連動性
② 骨盤・背骨の歪みの調整
③ 胸郭の調整
をメインに整体を行っていきます。
でも、人によっては、もっと違う部分に原因がある場合もありますので、その方に合った施術方法を選択していきます。
上でも述べたように、痛みのある方向に無理に矯正するような事はせずに、体の気持ち良い方や動きを高めていくような調整で無理なく、筋肉や靭帯の癒着を緩めていきます。
1回で全てがなくなる事はほとんどありませんが、施術を重ねる事で確実に体は変化していきます。
五十肩の予後
症状が軽度であれば、少ない回数で良くなる場合もありますが、基本的には長期的な反復した施術が必要になります。症状の重篤な五十肩は通常1年半~2年はかかると言われますが、施術を行うことで6カ月程度で、痛みと可動制限が回復されます。また、リハビリや整体を行いわない場合はほとんどの場合が可動制限が残ってしまいます。きちんと動く状態に戻したいのであれば、適切なリハビリに通われるか、整体を受けていただいた方が良いかと思います。