症例報告・受験生集中力低下で試験問題が読めなくなった

症例報告

19歳の男性。美術大学の受験希望。3か月くらい前から試験問題を解いていても集中できずに、問題が頭に入らず、字が読めなくなってしまったとのことで当院へ来院。約2か月後に迫った試験までに、自分の集中注力を高めたいという希望あり。

これまでの既往歴

  • 高校時代にうつ病の診断を受ける
  • 不眠症

現在の症状

  • 集中力の低下
  • 頭痛
  • 不眠
  • 肩こり
  • 姿勢不良・猫背

所見・考察

  • 背骨の歪み(頸椎の歪み・左右の回旋可動が著しく低下)
  • 胸椎後湾・頭部前方変位
  • 骨盤の歪み
  • 首肩筋肉過緊張
  • 頭蓋の過緊張

治療と経過

背骨の歪みによる自律神経の乱れ、上部頸椎と頭蓋のつまりによる脳脊髄液の循環が悪くなりより症状の回復を妨げていると考える。また食事はほとんど自炊はせずに、一日1食程度で、ラーメンかカレーのみを食べていると偏りが見られたため、食事もアドバイス。また、一日の勉強時間が多く、少し体を動かす時間を作るようにアドバイスをしながら治療を行った。

【1回目~3回目】

骨盤~背骨の調整。肘の調整。頭蓋骨調整を行う。首の可動域は向上し、少し体は楽になったが、集中力や字を読むことに関しては変化は感じない。施術後数日、上手く眠れない日が多かったのと、夢を見ることが多かったとのこと

【4回目~6回目】

施術5回を終了したあたりから、自覚症状に変化が現れた。文章が読めるようになってきたとのこと、集中力も高まってきたとのこと

【7回目・8回目】

症状は安定してきたとのこと。8回目は受験3日前に施術を行い。集中力を高めるアドバイスをする。志望校に合格したとの連絡を受け、都内への引っ越しもあり治療を終了とした。

集中力低下についての治療

今回は大学受験に向けての依頼でしたが、精神的にも肉体的にも負担がかかると思います。このクライアント様は、身体の歪みもありましたが、生活習慣も大きく乱れていた印象を持ちました。そのことを理解しながら治療を進めていかなければ中々良くならなかったと思います。全てが骨格だけの問題ではなく、そのアンバランスを作り出している原因の多くは自分自身の私生活にも潜んでいます。

 

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