腰痛・足のしびれでお困りの方

自分でできる腰痛対策(セルフケア)

腰痛の早期回復をするためには自分自身の行動も大切です

【腰痛対策の落とし穴】

腰痛対策を知る前に、あなたが自分自身で体を変えようと思う事はとても大切ですし、きっとその気持ちが出てくるだけでも回復に向かっていきます。しかし、現在腰痛に関しては沢山の情報がありふれています。良いもとされているものでも、あなたに合わない事を無理にやってしまっては、かえって悪いものになってしまいます。ですので、初めから無理をせずに、自分が出来そうとか、始めやすいものからはじめたら良いと思います。あなたに合っているかどうか簡単に見極める方法があります。それは・・・気持ち良いかどうかです。不快なものはあなたに合っていませんので、くれぐれも無理はなさらないで下さい。

〇腰痛対策

腰痛体操(自力操体)

・つま先上げ体操

①仰向けで膝を90度に曲げて足の裏を床につけた体勢を取ります。

②そこからゆっくり軽い力でかかとで床を押します。少し腰や背中に力が伝わってくると思います。力加減は心地よい力です。

③少し胸を天井の方へつきだします。そうする事で、腰や背中が少し反って気持ち良さが出てきます。少し気持ち良さを味わったら力を抜きます。2~3回行います。

ポイント:気持ち良く行う事。呼吸を止めない事。やりすぎない事。慣れてきたら頭や手の先まで意識する。腰の痛みが強い場合は中止してください。

・横倒し体操

①仰向けで大体膝を90度に曲げて足の裏を付けた状態がスタートです。

②まず両膝を左右にゆっくりと倒して、動かしやすい方向や、楽な方はどちらか確認してみましょう。

③確認したら、動かしやすいか、楽だなと思う方向に両膝をゆっくり倒します。倒れ切ったところから、気持ち良く腰を入れながら更に倒します。また、腕の位置も楽な所においてあげると良いです。倒れ切ったところが気持ち良ければ無理して倒す必要はありません。気持ち良いほうだけを2,3回行います。

④また左右に倒して、先ほどよりも倒しにくい方が楽になっていればOKです。倒しにくい方はやらなくてもいいです。

ポイント:気持ち良い方をやってあげる事。倒しすぎない。

・かかと突き出し体操

①仰向けで足を伸ばして寝ます。

②その状態からかかとを左右交互に突き出してみましょう。突き出しやすい方があると思います。分からない場合は腰から動かす意識をすると良いです。

③動かしやすい方が確認できたら、その方のかかとをゆっくり突き出していきます。腰から突き出すイメージです。あまり強く早くやると腰を痛めますので、ゆっくり気持ち良くやってあげましょう。腰が動くと背骨の方まで動いてくる感覚があると思います。しっかりと意識してあげましょうね。

④2,3回繰り返します。その後、また、左右の動きやすさを確認しましょう。左右差が少しとれていればOKです。取れていなくてもやりすぎないくても大丈夫です。

ポイント:ゆっくり動くようにする。骨盤から動かしてあげる。背骨の方まで意識をしてあげる。

※これらの体操は、当院が行っている操体法を一人で行う一人整体法です。歪みも整いながら腰も楽になります。操体法の基本は楽な方向に動かすことと、気持ち良さを味わうようにすると上手くいくと思います。無理のない範囲で行ってみて下さい。

〇腰痛と冷え

慢性症状の基本は温める事です。慢性腰痛の方も、冷えを訴える患者様も多いです。血行不良が慢性的に起こり、筋肉そのものが固くなりやすい事も原因の一つです。基本的には体を冷やすことを控えるようにしましょう。

①お風呂につかる

毎日シャワーだけですませてしまう方もいらっしゃると思いますが、入浴は様々なメリットがあります。血行を促進するだけではなく、自律神経の興奮を抑えリラックスすることが出来ます。好きなにおいの入浴剤などを入れても効果的です。時間的な余裕があるのであれば、毎日入浴をする事を心がけましょう。

②ホッカイロ

ホッカイロで腰を温めるのも効果的です。寒い冬場や、職場のクーラーが効きすぎて体が冷えやすい方にもおすすめです。

③靴下

冷えは足から起こる事も多いです。靴下を履いて冷えを起こさない事も腰痛対策になります。

④冷たいものを食べたり飲んだりする事を減らす

矛盾していますが、私も冷たいビールが大好きです。それは置いておいて、普段多く飲む水などは、常温などにすると良いかもしれません。全部食事を意識するのは難しいですよね。ちょっとした意識をするだけでも良いと思います。

〇腰痛とコルセット

慢性腰痛の方は一度はコルセットを購入したことがあるのではないでしょうか?コルセットも自己流で使い続けていると反って腰の負担になってしまいます。正しい使い方をお伝えします。

コルセットは基本的には急性腰痛(ぎっくり腰)の時のみ使います。ぎっくり腰の時は炎症が強く、少し動いただけでも痛みが強く出てしまいます。とくに仙腸関節炎と言われるような症状の時は特にコルセットをすると随分痛みが和らぐことがあります。しかし、コルセットはあくまでも緊急用の対処法です。その後慢性的にコルセットを使用すると、コルセットが骨盤を支える筋肉の役割を担ってしまうため、自分自身の筋肉の働きが低下してしまい、慢性痛の要因へとなります。

ですので、コルセットは緊急性がある場合のみ使用するようにしてください。

腰痛と筋膜リリース

筋膜はここ最近の健康ブームで、メディアや健康関連の情報誌で良く目にするようになりました。でもこの筋膜は整体業界では当たり前のように何十年も前から治療に取り入れられているものです。筋膜とは筋肉同士が薄い膜のようなものに包まれて全身繋がっています。それらを緩める事で、筋肉が緩み、血行が良くなり、腰痛のセルフケアとしても行うことが出来ます。ここではテニスボール(黄色)を使った筋膜の緩め方を紹介します。

用意するものは黄色の硬式テニスボールです。

全身に使えるのですが、ここではおしりの筋膜を使ってセルフケアをお伝えしていきます。腰痛がある方はおしりのコリが強い場合が多いですので、おしりを緩めてみましょう。ちなみに、腰も当ててよいのですが、腰骨に強く刺激が入りすぎると痛くなることがあるので、おしりの方が良いです。

①仰向けに寝ます。

②片方ずつやるので、ではまず右のお尻の下にテニスボールを置きます。場所はあてて気持ち良い所を探します。探していると何となく指圧されて気持ち良いような場所があったりします。そこが見つかったら、そのまま気持ち良さが続くまでおしりに少し荷重をかけるようにして気持ち良さ味わっていきます。それが終わったら、少しずつずらして同じことをしていきます。数カ所終わったら、反対側でも同じことを行ってみましょう。終わった後に少し、楽になればいいな~くらいでやってあげてください。あんまりやり過ぎると揉み返しが出ますで、気持ち良くが基本です。

腰痛とウォーキング

ウォーキングは全身運動です。身体全身の関節を使い、血行を高めてくれます。また、日ごろデスクワークの方などは、肩も腰も動かなくて固くなっています。出来れば、日を浴びながら朝行ってあげると、気持ちが良いと思いますが、時間がなければ、夜のウォーキングでも全然OKです。好きな音楽やラジオを聴きながら行うと、気分転換にもなって良いと思います。シンプルですがウォーキングは一番良い運動かもしれません。

当院のクライアント様もほとんどの方が、何もしていないです。というよりも何をしたらよいのかが分からない方が多いです。でも、整体にきて、セルフケアをするようになり、慢性症状も少しずつ回復していきます。慢性症状は生活習慣にも原因は隠れています。整体はあくまでも、補助です。当院のクライアント様を見ていても、自分自身で色々と率先して行動をする方のほうが回復も早いです。症状が良くなってから、生活の中で対処方法をたくさん知っている方が、これからの人生を楽しく過ごすためには良いと思います。

無理はしないで、出来る事からまずは始めて行きましょう。当院は、本気で良くなりたいあなたに精一杯のサポートをさせて頂きます。

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