産後骨盤矯正
産後は骨盤ベルトは必要なのか?
産後の骨盤ベルトの必要性について解説しています。
当院のクライアント様からの質問で上位を占めるのが産後の骨盤ベルトやガードルについてです。
初めに答えを言いますね。
産後の骨盤ベルト ⇒ 産後退院後~2カ月目くらいまでの期間はつけておいた方が良い
産後の骨盤ガードル ⇒ 販売している人には大変申し訳ないです。でも私はしない方が良いと思います。
ではなぜなのかを詳しく解説していきます。
産後の骨盤ベルトの必要性
骨盤は出産によって恥骨結合が緩みます。そこを結んでいる靭帯が伸び切っている状態です。足首や膝の靭帯を過度に伸ばしたような状態と一緒です。その場合はサポーターなどで保護すると思うんです。
しかし、恥骨は足首などと違い、可動性が少ないので、そこまでデリケートにサポータをしなくても大丈夫です。ですがやはり伸ばしたところは痛みます。ですのでその傷の治りを早めるためにとこチャンベルトなどの骨盤サポートが必要になります。ただし、ここで勘違いをして欲しくないのは、骨盤ベルトを締めたからと言って、骨盤の開きや歪みが整う事は別物と考えて下さい。
骨盤の開きは歪みは、骨盤だけをどうこうしたからといって良くなるものではありません。それには、全体的なバランス矯正と、筋力の回復が必要です。
ですから、あまり骨盤ベルトは意識しすぎなくても大丈夫です。産後痛みがあるようなら2か月間くらいはつけてあげて、気にならないならつけなくても良いと私は思っています。
産後のガードルが骨盤の締まりを悪くする可能性がある
産後ガードルで保護する方も今は多くいるようです。全てを否定するわけではありません。ガードルは筋肉や脂肪を圧迫して骨盤の位置を強制的に正しいと思われる位置に持っていく事を目的としていますね。
しかし、体の治癒力を高めるには血液の流れを良くする事が第一条件です。
骨盤周りや、下半身、内臓に血液が循環するサイクルが良くなればなるほど、体は回復していきます。
でもイメージしてください。筋肉が落ちてしまったお尻や、太ももを強く圧迫している状態を・・・きつい、苦しい、いかにも血液循環悪そうですよね。
実は回復の反対の事をしているのです・・・
服を着ている時の見た目は良いかもしれませんが、中ではお肉たちが苦しがっています。ですので、私は無理にガードルで骨格を締め付けるのはあまりお勧めしません。
おすすめの方法は・・・
もちろん一番はプロに骨盤を診てもらう事をお勧めします。しかし、その時間がなければ、コツコツと体操をしたり、栄養が高いものを取ったり、呼吸を整えたり、自分自身で行えることをゆっくりと行う事が結果的に骨盤の状態が整ってきます。
あまり、ベルトやガードルにこだわらなくても大丈夫ですからね。
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