体の治り方は様々で、人がその期間を決める事は不可能です。
治るとはどのように行われていくのかを考えてみました。
人の体は薬で治っているのか?
人間は生まれた時から、自分自身の治る力が備わっています。
自然治癒力や自己治癒力とも言われています。
その働きがあるからあなたの心と体を生かしてくれています。
そうは言っても、ケガをしたり、風邪をひいたりすると病院に行く事もあると思います。
そうすると、病院の先生や、処方されたお薬、または整体の先生が
治してくれたと錯覚します。そこが間違った認識なのです。
(決してお薬を飲むことが悪い事ではありませんからね。)
この事を理解するだけでも、自分自身を大切にしようと思うかもしれません。
全て、それらは補助として行われているのであって、治るのも治すのも全部自分自身の体が行ってくれています。
しかし、私たちは日ごろの生活の中で、その能力を軽視し、自分自身の体にありがたみを持たなくなってしまいます。
痛みを薬で抑え、長期服用をする事や、不調が出たら全て人任せにしてしまったりしてしまうのです。
それが結果的にあなたの回復力を妨げてしまうのです。
あなたの治る力を信じる
どんな症状でさえも、自分自身が招いた結果です。
症状が慢性化したり、不調が長引く事は、あなたの治るための力が上手く働いていない事に気が付いてあげてください。
そこには、食事、呼吸、運動習慣、体の癖、歪み、精神的なストレス、環境様々な要因があなたの治癒力を妨げているのです。
出来る事から始めて、その要因を一つ一つ無くしていくのです。自分でできない部分を病院や、治療院で補っていくのです。
その事で、体の細胞が活性化し、体のホルモンバランス、神経系、血管系、筋肉系、骨格系、リンパなどが調和を取り戻し治るためのプロセスが働き始めるのです。
病気の程度には関係なく、この事を理解し実践する事で、必ず身体に回復するための循環が働き始めます。
痛みは結果
痛みは結果として起こっている事です。
体が回復していく事で、自然と良くなっていくのが自然の流れです。
それを無視して、痛みを薬で止めてしまったり、痛い所をどうこうしようと躍起になる事は本質から外れているのです。
また、一回で治すことや、期間設定して治すことは不可能なのです。
本質を理解せずに間違った認識を持ってしまうと、それは「なぜ治らない」「いつになったら治るのだ」「もう治らない」などのネガティブな感情となり、回復とは反対の方向に身体が向いていってしまいます。
そもそも本質が変わらなければ、体が回復する事は難しいのです。
慢性症状や長く続く不調の原因はここに存在するのです。