今回は産後のむくみでいらっしゃったS様の症例をご紹介します。
むくみは血行不良が原因です
妊娠中や出産後にむくみを感じて当院へいらっしゃるクライアント様は少なくありません。むくみがひどくなると足がだるくなったり、痛みが出たり、手足が冷えたり、何だかお腹の調子もすぐれなかったりと見た目だけではなく体にも不調が引き起こされます。
産後に限らず、むくみ症状が現れる大きな原因は血行不良です。何かしら原因があり体内の血液循環が悪くなっている可能性があります。血液循環が悪くなることで、ふくらはぎに疲労物質や老廃物が蓄積してしまい、それが貯留した状態がむくみです。
むくみは血行不良のサインですので、なぜ血行が悪くなっているのかを探し、その原因を解決してあげる事でむくみは解消してくるのです。
産後のむくみは自律神経の乱れ
産後のむくみは主に自律神経系の乱れが関与しています。妊娠中や産後は、骨盤を開いたり、授乳などにより、ホルモン分泌が盛んにおこなわれています。からだはそれに適応しようと頑張りますが、産後に育児で動いていたり、筋力が過剰に落ちている事で、体が追い付かずに神経系のバランスを大きく崩しやすいのです。そのため妊娠中や産後にむくみが起こりやすいのです。
さらに妊娠中に骨盤底筋群と言われる骨盤を締めている筋肉が緩むために、骨盤が本来の位置より前方に移動します。
その為に内臓が圧迫を受けている事も血行不良の原因になってくるのです。
産後のむくみは骨盤矯正で解消
今回ご紹介するS様は産後2カ月の来院です。産後から、手足にひどいむくみがあり、特に朝がはばったい感じがするとの事でした。手をグーパーしても違和感がある程むくみが出ています。また、顔に吹き出物が沢山出来てしまったのもお悩みの一つとの事。
骨盤の検査をしていくと、筋力が落ちてしまい過度に骨盤が前方に移動していました。さらに股関節を外に開くのが、痛くて上手く開かない状態です。股関節の自覚はほとんどなかったそうです。実はS様、妊娠の中期頃まで、フィットネス関係のお仕事をされていました。そんな方でも骨盤の筋力が落ちているのです。ご本人には自覚は少なく、骨盤矯正を必要性を伝えて施術をさせて頂きました。
S様は初回の施術から、姿勢が改善したことと股関節が上手く動くようになった変化を感じてもらい、3回目のご来院時に、手足のむくみが改善してきたとの報告を頂きました。
合計8回の施術をさせて頂き、股関節の痛みもなくなり、手足のむくみも改善され、お肌の調子も良くなったと喜んでくださいました。
定期的に通院したいとの事で月1のメンテナンスで通って頂ていおります。
産後は骨盤周囲だけではなく様々な不調が引きおこります。慢性化する前に早めのケアをお勧めします!