骨盤矯正・姿勢矯正
骨盤矯正
身体の本質を考えた本物志向の骨盤矯正
インターネットで「骨盤矯正」と検索すると沢山の情報が出てきます。骨盤ダイエット・骨盤ストレッチ・骨盤エクササイズ・骨盤矯正ベルト。また腰痛には骨盤矯正!肩こりには骨盤矯正!!治療法を検索しても何かと骨盤が出てきます。あたり前になった骨盤矯正という言葉は知っていても、意外と骨盤とは何なのかについて知っている人は少ないです。この情報の中で、正しい情報を見極めるためにも、骨盤についてちょっとした知識を持っているだけでも、本当に必要な事を見極めることが出来ます。
そもそも骨盤矯正は必要なのか?なぜ骨盤が歪むのか?歪むとなぜ悪いのか?
くずぬき整骨院的「骨盤矯正」を紐解いていきます。
【骨盤の構造】
骨盤は腸骨、恥骨、坐骨という3つの骨で構成された寛骨と、仙骨という骨で構成されています。まずはこれだけイメージしましょう。そして仙腸関節、恥骨結合で関節となっています。一般的にはここまでしってれま良いです。
【ちょっとした豆知識】
実は女性と男性では骨盤の形が異なります。女性の骨盤は浅く広い形をしています。男性の骨盤は細く深い形をしています。女性の骨盤は妊娠や出産に適応するために広く作られているのです。
【骨盤の運動方向】
骨盤は全部で6方向に動く事が可能です。腰は腕や足のように大きく動かないため、あまり動いている意識は普段は持っていないかもしれません。骨盤が動く方向は①前傾②後傾③挙上④下制⑤右回旋⑥左回旋です。基本的にはどれか一つの動きというよりは、これらが複合して動いています。
【骨盤の役割】
上半身と下半身を繋ぐ働きがあります。上半身の動きを下半身に伝え、下半身の動きを上半身に伝える働きです。骨盤が機能しなければ身体は不安定になります。また、骨盤内にある生殖器や泌尿器を保護する大切な役割があるのです。
【骨盤の歪みの正体とは?】
実は骨盤自体は本当はあんまり歪まないんです。実際に歪んでいるのは数ミリです。実際はどこが歪んでいるかというと、身体全身の筋肉や、関節の歪みがあるために、骨盤の位置が大きくゆがんで見えているだけなのです。それを分かりやすく、骨盤の歪みと言っているだけで、骨盤の歪みは=全身の歪みと思ってもらっても良いと思います。これは意外と間違った認識があるため、覚えとくと良いです。
ですので、骨盤の歪みを治すには骨盤を治療したのでは良くならないのです。全身の筋肉や骨格のバランスを戻すことが結果的に骨盤の歪みが取れた状態になっていくのです。
【歪みの様々な要因】
食生活、呼吸の状態、精神的なストレス、運動不足、筋力低下、側弯症、生活習慣の乱れ、偏った癖、仕事の癖、猫背、内臓の不調、外傷など
【骨盤の歪みは危険信号】
先ほど述べたように骨盤の歪みは全身の歪みともいえます。ではなぜそのように歪んでしまっているかというと・・・
実はあなたに危険を知らせる信号を送っているのです。どういうことかと言いますと、体は本来ある程度、左右の動きやバランスが取れていて、健康に生活を送ることが出来ています。しかし、それが、生活習慣が乱れ、食事、呼吸、運動、精神的ストレス、使い方や癖、様々な事のバランスの崩れた結果身体の歪みとして表れてきます。身体の歪みはあなた自身の現れだと思って良いかもしれません。その歪みが大きくなり、そのままの生活を続けていると、痛みやしびれ、その他の症状として更に表に出てきます。ですので、骨盤を整えるという事が重要だという事がいえます。歪みは体のメッセージだと思い、あなた自身を振り返る事も、骨盤矯正をしている事にもなります。ぜひその事をご理解ください。
【骨盤だけを矯正する事は体のバランスを崩す?】
骨盤の歪みは全身の歪みという事をもう一度再認識してください。骨盤周りをアクロバティックにストレッチしたり、瞬発的な刺激で骨盤だけを戻す、過度に強い刺激で押し込むなど、その局所だけを戻そうとすると反ってバランスが崩れ身体に不調が出てしまう事があります。歪みにも過程があり、歪むことでバランスを取っていることもあります。それを、考えずに局所的に矯正をしてしまうと、バランスを崩し、さらなる不調を引き起こし悪化してしまうという事も考えられます。すでに身体に痛みや不調がある場合は、骨盤に詳しい専門家に相談するのが良いと思いますよ。
【骨盤の歪みセルフチェック】
簡単なチェック方法をです。鏡の前に立ってまずは自分の体を観察します。
①膝の向き ②腰骨の高さ ③おへその位置 ④胸の高さ ⑤肋骨の高さ ⑥肩の高さ ⑦耳の高さ
これらをチェックしてみましょう。左右で対象かどうかです。全部一緒という方は中々いらっしゃらないと思います。でも生活していれば多少の歪みはあるものです。4つ以上違いがあるようなら要注意です。
今度は動きの左右差をみていきます。立った状態で
①両腕ばんざい ②首を左右に回す ③身体を左右に捻る ④ゆっくりもも上げ
左右差はありませんでしたか?これは一つでもあれば、機能異常があるので要注意ですよ。
また、女の子ずわりの左右差や、正座の時の左右差、足の裏を付けて開いたときの違いなども左右差をチェックできます。
【見た目の歪みが=不調や痛みではない!動きが重要!!】
ここまで歪みについて説明してきましたが、見た目の歪みが=不調や痛みではない事もお伝えしておきます。
骨盤が歪んでいても健康な人は沢山います。では見た目の歪み以外に何があるのか?それは、動きの歪みです。連動性とも言いかえられます。見た目の歪みが見られない方も、実際に腕を上げてもらったり、股関節の開きをみたりすると、右左の動きの差がとても大きい方がいらっしゃいます。臨床ではこちらの動きの歪みを戻すことが非常に重要になってきます。それらを治すと、見た目の歪みも大体は良くなるものです。
動きが固くなっているというのは、その部分の組織(筋肉、靭帯、関節)が固くなっていたり、凝っていたり、運動神経系が上手く働いていない事が考えられます。 それらをほっておくと、動きに連動性がなくなり、その硬い部分以外の部位が影響を受けて固くなってきます。これが、自覚症状に繋がっていきます。これを見極めていくのが、骨盤矯正のプロだと思います。
当院の骨盤矯正は単に、見た目を整えていくだけではなく、美しく機能的に動く事も重要視して骨格全体を診た骨盤矯正を行っています。機能性が高まる事で、小尻、バストアップ、ウエストラインの改善などの美容効果も出てきます。
骨盤のお悩みや骨格の歪みでお困りでしたら当院へご相談ください。生活習慣やセルフケアまでアドバイスをさせて頂きます。