院長の健康観をご紹介します。少し長いのでご興味がある方はご覧ください。

あなたが感じている痛みや、不調は体からのメッセージです。
人には心と体、魂が存在します。体は知性を持っています。あなた自身が自分らしく生きていないと、体はその状況に違和感を感じます。それを伝えたくてあなたにメッセージとして痛みや不調を起こしています。

例えば、あなたがやりたくない仕事を我慢してやっている時、朝起きた時からその事を考えると何となく、気持ちが沈んだり、落ち込んだりします。中にはお腹の調子を崩したり、食欲がなくなったりする方もいるでしょう。それはあなたの違和感が不調として表れているんです。

でも、世の中で生きていくためには無理をしなくてはいけないと思っているあなたは、そのメッセージを無視し続けているか、それを感じる事すらできなくなっているかもしれません。自分では気づいていなくても無理を続ければ、今度はもっと大きな症状が出たり、不調が続くようになります。それが慢性症状や、自律神経失調症、精神疾患、病気なのです。

それは生活習慣でも一緒です。お酒を飲みすぎたり、ご飯を食べ過ぎれば気持ち悪くなるし、自分の限界以上に体を使い続ければ、体だって壊れてしまいます。いつもデスクワークばかりで運動不足なら、体が固くなって肩こりが起こるし、呼吸が浅くなれば、息苦しさを感じます。実は全て、自然の法則から外れてしまい、あなたの無意識レベルで、あなたの体が違和感を感じた時に、体が様々な形でメッセージを送っているのです。

すなわち、自分らしく生きれていないと体は病気になっていくのです。そこに向き合っていく事こそが本質的な改善になります。

現代医療が重要視しているのは、目の前にある痛みや症状をどうにかする事です。例えば腰痛で病院に行けば、レントゲンを撮り、ヘルニアがあれば、注射するか痛み止めを飲みます。何も見つからなければ、問題ないから様子を見るように言われます。それでも治らなければ民間のマッサージや整骨院に駆け込み、痛い所を刺激して、その時良くなった気はするが、結局はまた戻ってしまう。その繰り返しです。なぜそのような事が起きるかというと、痛みは「結果」だからです。そこには必ず、過程が存在する事を忘れてはいけないのです。

人間の体は、筋肉、骨、神経、脳、血管、内臓などの目に見える部分だけではありません。目には見えない「心」が存在します。でも人は、目に見える部分はどうにかしないと思いますが、目に見えないにところは意識が薄くなりがちです。人間には、体だけではなく心があり、そこには魂が宿っています。それらは互いに関わりながら上手く調和してバランスをとっています。人の体にはエネルギーが循環しています。そのエネルギーにより生命力を維持しています。嫌な事を言われたり、傷つく事を言われたりすると、胸が締め付けられるように痛んだりする経験ありますよね?あれは言葉によるエネルギーを受けて、心が痛みます。それが肉体に反映されて症状が出ているのです。胃潰瘍なども代表的な例ですね。エネルギーとか気とか聞くと敬遠してしまう方もいるかもしれませんが、これは生活の中で誰でも、自然に関わっているのです。

なぜ人は、健康に生きられるのか?それは人が持つ自然治癒力にあります。体が治るというのは誰が治しているのではなく、あなた自身の治癒力が全て治しています。ちょっとした不調やケガであればほっといても治っていきますよね。当たり前に思うかもしれませんが、とっても素晴らしい事です。その当たり前の事に感謝を忘れ、その力の存在すらも忘れられていることは非常に残念な事です。全ての回復というのは、この治癒力が行っている事なのです。
治癒力は常に働き続けているものですが、生命力のエネルギーバランスが崩れる事により、治癒力も上手く働かなくなってしまいます。その治癒力の働きの邪魔をしている因子こそが「根本原因」です。その因子は一つとは限りません。精神的なストレス、人間関係、仕事、食事の習慣、運動習慣、呼吸の状態、骨格的なバランス、体の動き、硬さ、様々な因子が回復力を妨げる事によって、体の治るシステムが上手く作動しなくなってしまいます。

全て100点で悪い所が一つもない人とお会いしたことがありますか?常にポジティブで、悩みがなくて、痛みもなくて、疲れ知らずで、ストレスしらずの人。私は知りません。きっとそうに見えたとしても、誰だって何かを抱えて生きています。100点を目指す生き方をするなんてできないと思いますし、本当に疲れてしまいます。60点合格でいいじゃないですか?今慢性的に体や心の不調に悩んでいる方は無理をしすぎてその平均点がちょっと下がりすぎてしまっているだけです。きっと50点くらいかもしれません。でも1点ずつでも平均点上げていけば、確実に体は元の状態に戻りますよ。一夜漬けのテスト勉強では、その時のテストの結果が良くても、あんまり身になっていません。日々、出来る事をコツコツやり続ける事が、生涯の平均点を上げるコツだと私は思っております。

先ほどの話の続きで、私の存在を、学生の勉強で例えるなら、成績を上げるための塾の先生みたいな感覚です。
勉強も一人で何から手を付けていいのか分からない状態よりも、過去の問題を解いたり、問題を解くコツを塾に通って先生に教わった方が、早く確実に身になっていきます。教わる先生の相性や、教え方で、成績の上がり方も違います。でも、最終的には本人がやるかやらないかも、成績に関わってきますよね。私もそんな感覚でクライアント様に体の本質的な部分への施術とアドバイスをしていきます。

「自分を信じる」簡単そうで難しいです。偉そうに言っていますが私もいつもできていません。これを書く事によって自分を戒めているのかもしれません。信じるというのは、受け入れる、信頼するなどの意味があります。人は生きていると、自分の直感を信じられなくなったり、自分自身の本当の気持ちに気づくことが出来なくなってしまいます。それは周りの環境に過敏に反応してしまっているからです。そしていつも自分の想いを我慢して生きています。こんな事が当たり前のように続いていると、あなたを苦しくなっていきます。時には、自分を認めて、自分を大切にしてあげてください。自分を生きてみて下さい。そんな気付きも体の回復にとっては重要な事ですよ。

 

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